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肉筆浮世絵
[読み] にくひつ うきよえ
[始年] 17世紀後半
[Y1] 京阪の初期肉筆浮世絵(1615年頃、-80年頃、)が江戸に移行したものを肉筆浮世絵と言い、初期肉筆浮世絵とは別概念。
[Y2] 1672-89年、菱川師宣筆「北楼及演劇図巻」(東博)の肉筆浮世絵が初期の例。師信は版本にも力を注ぐ。
[Y3] 懐月堂安度(活躍期1710-14年頃、)と懐月堂派は肉筆を主とし、特に宮川長春(1682-1752年)は肉筆の優位を信じ、門下の長亀、一笑、春水などで肉筆専門の一派を形成。
[Y4] 以降、ほとんどの浮世絵師は肉筆も残している。
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