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膠画法
[読み] こうがほう
[始年] 6世紀前半
[Y1] 紀元前2500年頃の古代エジプト壁画を始め、それ以前の原始絵画から使用されている、顔料と画面の接着剤として膠(動物の皮、骨、腱、内臓膜、水を熱した抽出液を乾燥したもの)を使用する画法。
[Y2] 9世紀後半以降のやまと絵を継承する日本画は、現代では膠彩芸術とも言われ、鉱物顔料と膠を使用している。日本画で用いる膠には、三千本膠、粒膠、軟・硬鹿膠、特殊鹿膠、兎膠などがあり、牛、鹿、兎などの裏皮を使う。使用するには、膠を砕き、水に戻して湯煎したものを布で濾し、これを顔料と混る。
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