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武者絵
[読み] むしゃえ
[始年] 18世紀後半
[Y1] 武者を描いた浮世絵で、やまと絵の合戦絵とは別概念。
[Y2] 甲冑武者の絵は1811年、葛飾北斎の「椿説弓張月:鎮西八郎為朝図」もあるが、礒田湖竜斎や勝川春草はじめ勝川派により独立したジャンルとして確立される。
[Y3] 1818年頃、以降「平家物語」「源平盛衰記」「太平記」などの読本の盛行や歌舞伎の影響で勝川春章、北尾重政らにより多数制作。
[Y4] 1829年、歌川国芳、錦絵「通俗水滸伝豪傑百八人」刊行により「武者絵の国芳」の名声を得る。
[Y5] 国芳風は幕末・明治へと引き継がれ、中でも月丘芳年、(1839-92)は質量共に優れる。
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