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名所絵
[読み] めいしょえ
[始年] 9世紀後半
[Y1] 9世紀以降文化の和様化に伴い、和歌とやまと絵が発達。歌に詠まれる諸国の名所を屏風絵や障子絵に描いたやまと絵を言う。月次絵、四季絵と共にやまと絵障屏画の主流的画題。
[Y2] 10世紀以降は特に歴代天皇の大嘗会屏風が各時期の代表的歌人、書家、絵師により共同制作、名所18所をそれぞれ六帖の屏風に描く。
[Y3] 11世紀以降屏風歌の衰えで衰退。
[Y4] 1207年、尊智ら最勝四天王院に名所絵を描く(明月記)。
[Y5] 1295年、現存の「伊勢新名所歌合絵巻」。
[Y6] 中世末では京名所扇絵、洛中洛外図屏風が盛行、江戸名所図絵、浮世絵名所絵へと続く。
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