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花鳥画
[読み] かちょうが
[始年] 10世紀
[Y1] 920年頃、南唐の徐熙が画題とした、花鳥並びに虫・獣・魚を画題とする絵画。940年頃、蜀の黄筌も独立した画題として徐熙とともに二大源流をなす。
[Y2] 南宋徽宗(1082-1135)の院体花鳥画は日本にも影響を与えた。
[Y3] 1053年、平等院鳳凰堂扉絵の背景にやまと絵の四季絵がみられる。中国の花卉翎毛に対し、平安時代から四季絵や月次絵が登場する。
[Y4] 室町時代では院体花鳥画の影響から水墨淡彩花鳥画が流行。
[Y5] 桃山、江戸初期の長谷川派、狩野派、光悦・宗達・光琳派に至ると絢爛たる花鳥画が主流となり、画様は写実から抽象表現へと装飾化が進み、日本の代表的画題となる。
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