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近世初期風俗画
[読み] きんせい しょき ふうぞくが
[始年] 1558頃-
[終年] 1680頃
[Y1] 近世初期(1588頃-1710頃)は現世肯定の時代精神が反映し、四季絵・月次絵は景物絵から人事風俗を主体とした表現に移行し、いわゆる「近世初期風俗画」の全盛期を迎えた。
[Y2] 「近世初期風俗画」には、職人尽絵、歌合絵などを集大成した「洛中洛外図」、風流踊や酒宴、歌舞伎などの「遊楽図」、賀茂祭りや祇園祭りなどの「祭礼図」、蹴鞠図や厩図などの「公武風俗図」、南蛮風俗を描く「南蛮屏風」、関ヶ原合戦や大阪夏の陣などの「合戦風俗図」などがある。
[Y3] 土佐派の得意とした「合戦風俗図」以外は狩野派が主体となった。
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