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近世初期障屏画
[読み] きんせい しょき しょうびょうが
[始年] 1558頃-
[Y1] 絵画史の近世初期(室町末から桃山時代)は障屏画の黄金期を迎えた。障屏画、即ち襖障子絵と屏風絵を合わせた用語には、床の間の違い棚の壁貼付絵や杉戸絵、衝立画なども含まれる。
[Y2] 前時代の寺院水墨障屏画に加え、信長、秀吉など覇者の公式空間を飾る障屏画が大量に必要とされた。
[Y3] まず、これに対処し得たのは永徳率いる狩野派である。
[Y4] 永徳は信長の安土城造営に金箔の障屏画で飾り、漢画に倭画を加え天下を威圧する画風で支配者の支持を獲得した。
[Y5] 永徳様の大画面形式は長谷川派、雲谷派、海北派などにも影響を与えた。
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