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巻子本
[読み] かんすぼん
[始年] 8世紀
[Y1] 740年代、中国画巻「絵因果経」(転写)から流入した、書画装丁で木竹の軸に巻き付ける軸物の一つで横に開いて見る巻物。
[Y2] 10世紀、日本独自の物語絵巻が成立。
[Y3] 12世紀前半「源氏物語絵巻」を始め、12世紀後半、説話絵の「信貴山縁起絵」「伴大納言絵詞」、経典絵解「地獄草子」など盛行。
[Y4] 鎌倉時代には「鳥獣人物戯画」や物語絵の「紫式部日記絵巻」等、合戦絵の「平治物語絵巻」等、伝奇説話絵の「吉備大臣入唐絵詞」等、高僧伝絵の「一遍聖絵」等、縁起絵の「北野天神縁起絵」等絵巻が興隆。同じ軸物では上方から立てかける「掛軸」もある。
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