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掛物絵
[読み] かけものえ
[始年] 19世紀前半
[Y1] 1804年頃以降幕末まで盛行した、大判竪二枚継ぎに一図を描いたもので、紙表装し掛軸を意図した浮世絵。
[Y2] 早いものは豊広の美人画三点で、続いて英山が多作、英泉へと引き継がれた。
[Y3] 美人、若衆の絵が多いが、豊国、国貞の役者絵、広重の花鳥・風景等もある。
[Y4] 政信、豊信の「幅広柱絵判」と称される紅絵は紙の裁ち方は異なるが、大きさ、縦横の比率とも掛物絵と似通い、用途もほぼ同様とみられ、掛物絵に含ませることもある。
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