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唐絵
[読み] からえ
[始年] 10世紀前半
[終年] 19世紀後半
[Y1] 9世紀後半、日本の風物を描く「倭絵」概念の成立で旧来の仏画を含む渡来画様を「唐絵」と言う。江戸時代まで呼称される。
[Y2] 11世紀後半、平安時代唐絵唯一遺例の「山水屏風」(京博)。
[Y3] 鎌倉時代(13世紀前半)宋画流入。
[Y4] 室町時代14世紀以降水墨画盛行。
[Y5] 1443年、能阿弥、「唐絵」鑑定、後に唐絵品評の「君台観左右帳記」を著す。
[Y6] 江戸時代では「漢画」の呼称が一般的(1691年、本朝画伝/狩野永納)。
[Y7] 1697年、渡辺秀石、「唐絵目利」となる。
[Y8] 現代では室町以降の周文雪舟系(雲谷派を含む)、曽我派、狩野派や、海北派、長谷川派、文人画(南画)派を「漢画派」とされるが、狩野派は漢和統合と自称、長谷川派は和魂漢才。
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