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黄表紙
[読み] きびょうし
[始年] 1775-
[Y1] 1775年、恋川春町作画「金々先生栄花夢」を鏑矢とする高知識成人向け草双紙で、黄色表紙をかけ、毎年、正月刊行が通例。
[Y2] 1冊5丁単位、2-3冊から成るものが多く、丁毎に絵入、周囲に文章あり。上製は錦絵摺の袋入り。
[Y3] 1772-89(安永-天明)年間が最盛期。
[Y4] 1785年、山東京伝「江戸生艶気樺焼」が黄表紙の代表作。
[Y5] 1789年頃、寛政の改革を戯画化した春町の「鸚鵡返文武二道」等が当局の弾圧を受け、1791年、洒落本禁令後勧善懲悪や敵討ち物に移る。
[Y6] 1806年、式亭三馬作「雷太郎強悪物語」以降、5-6冊を合わせて製本する合巻へと展開。
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