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インク
[読み] インク
[始年] 前2世紀頃-
[Y1] 紀元前116-27年生存のウァロ(古代ローマのキケロの友人)は、パピルスにインクと葦ペンで700人の肖像を描く(博物誌/プリニウス著)。紙や布などに描く液体、又は粘体の着色材料でを言い、描写用、印刷用、版画用等がある。描写用インクは煤煙を膠のような固着液と混合した墨汁タイプと、金属性物質を溶液に浮遊させたプルーブラックなどに分かれる。色インクは染料を溶いたもの。シェラックニスを用いた速乾性のドローイングインク(カラーインク)は乾燥後耐水性を示す。
[Y2] 7世紀頃より鷲の羽のペンが主流。
[Y3] 19世紀初期のスチールペンが考案され、以降、スチールペンとなる。
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