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岩絵具
[読み] いわえのぐ
[始年] 前2000年頃-
[Y1] 紀元前2000-1000年頃、エジプトでは辰砂、アズライト等岩石を砕き、顔料としていた、これを東洋画では岩絵具と言う。
[Y2] 4世紀の日本では装飾古墳壁画も使用される。
[Y3] 610年、高麗僧曇徴の墨、紙、彩色法伝授(日本書紀)で技法が発達。漆や荏油(えのあぶら)を接着材とし(のち膠が主)、やまと絵、日本画へと継承。原料は群青は炭酸銅、緑青は孔雀石、朱は硫化水銀、岱赭は酸化鉄等。粉の比重の違いや焼きで色相を変える。
[Y4] 19世紀中葉、合成絵具出現。新岩絵具は金属とガラス質を溶解し作成。合成岩絵具は方解末などの白色鉱物を染料で染め付け作成。
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