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彫師
[読み] ほりし
[始年] 17世紀中葉
[Y1] 地本問屋(版元)からの版下絵に基づき主版の作成と絵師の色指しに従い色板を彫り上げる職人。
[Y2] 1657年、明暦の大火以降、版元の指示で絵師、摺師、彫師の分業による版行が盛行。
[Y3] 1830年、44(天保)頃から、頭彫り、胴彫りなどの分業が始まる。
[Y4] 一人前になるには十年、必要で、入門時は文字彫りから始め、次に草色、紫色の色板を彫るが、紅板は重要で、熟練後、彫れた。
[Y5] のち模様彫りなどを経て、手足まで彫ることが出来る。
[Y6] 親方クラスは頭・髪・顔が彫れ、一般に頭彫りと言われた。
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