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グワッシュ
[読み] グワッシュ
[始年] 12世紀頃
[Y1] 西洋中世のガムテンペラに起源を持ち、中世の写本装飾や16-18世紀の細密画に用いられ、水彩絵具のうち、アラビアゴムの含有量が多く不透明な発色となるものをいう。ハイライトや明るい色には白色絵具を混ぜて用いる不透明描法に適する。
[Y2] 近代以降ではマチス、ルオー、モロー、デュフィなどの作例が有名である。
[Y3] 1930年代に中西利雄や春日部たすくらが用いて注目された。ちなみに今日の学童用として普及している不透明水彩絵具は展色材にデキストリン(でんぷん糊の一種)を用いたものである。
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