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顔料
[読み] がんりょう
[始年] 前25000年頃-
[Y1] 紀元前15000年、ラスコー壁画の顔料は灰、骨、土の土性顔料。絵具は色の粒子である顔料、油・水等の展色材、防腐材等の助材でなる。顔料は鉱物や動植物から採取する天然のものと化合物がある。
[Y2] 紀元前3000年、中国では彩色土器に黒色顔料。
[Y3] 紀元前2000年、エジプトでは天然鉱物を粉砕し、水を混ぜる。又、人造無機顔料ブルーフリット(窯業の副産物)と鉛白も創始。
[Y4] 紀元前1400年頃の殷代に墨書あり、墨は煤煙に膠を混ぜる。
[Y5] 紀元23-79年生存の大プリニウスは染料のインジゴや銅版を腐蝕させたベルデグリ(緑)を初めて顔料とする。
[Y6] 607年、法隆寺、創建されるが、金堂壁画(焼失)は白土(ケイ酸バン土)に彩色。
[Y7] 610年、高麗僧曇徴、紙、墨、彩色(絵具)を伝える。碾磑(中国古代の水力利用の臼)を製作し、岩絵具の作り方も教えたとされる。
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