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粉本
[読み] ふんぽん
[始年] 6世紀
[Y1] 773-835年生存の空海や、最澄(767-822)らの入唐八家の請来した仏画の摸本から本格的に始まった、画様継承の方法で、手本となる古人の画稿、画譜またはその模写・縮図。本の画像の筆写や、捻紙摸本の裏に墨の粉を付け棒等で写し取り、上から筆で描く方法などがある。
[Y2] 1620年頃から江戸狩野派(特に、狩野安信)の絵画制作の粉本主義が画派の形骸化の代表として論じられる。
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