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絵解き
[読み] えとき
[始年] 10世紀頃
[Y1] 仏教説話画を解説する芸能(者)。
[Y2] 931年、貞観寺寺僧「釈迦八相図」を絵解く(醍醐寺雑事記所収)。
[Y3] 1143-50年、四天王寺で「聖徳太子絵伝」絵解を藤原頼長、訂正す(台記)。
[Y4] 12世紀、絵解法師出現。
[Y5] 1455年、一休「自戒集」に俗人絵解を述べる。
[Y6] 1484年、宮中に参入(御湯殿上日記)。室末末以降「絵解比丘尼」登場。
[Y7] 17c前半「住吉神社祭礼図」に熊野絵解比丘尼あり。
[Y8] 20世紀現在でも芸能としての絵解きは富山県瑞泉寺、長野県往生寺、和歌山県道成寺等で見られる。また、観光寺社の特別拝観案内僧、美術館の学芸員も一種の絵解きと言える。
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