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エンカウスティック
[読み] エンカウスティック
[始年] 前5世紀頃-
[Y1] 紀元前5世紀古代エジプトで伝えられ、前2-3世紀ポンペイ壁画、エジプト・ファイユームのミイラ人物像が知られる。蝋画即ち、密蝋と顔料を熱混合したものを薄い板に塗り、熱したブロンズ箆と筆で描く絵画技法。
[Y2] 8世紀まで技術が継承された(絵の材料と技法/Colin Hayes著)。
[Y3] 18-19世紀の研究成果が、今日のエンカウスティック技法を支える。画面は独特の光沢をもち、湿気に強く保護力と耐久力に優れるため、近年、では絵画の表面被覆や修理にも多く用いられている。
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