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絵入版本
[読み] えいり はんぽん
[始年] 17世紀後半
[Y1] 12世紀以降、扇面古写経下絵、縁起絵巻下絵等作品普及に木版使用。
[Y2] 1602年以降、光悦らの豪華絵本の嵯峨本刊行。以降、嵯峨本とは別に町の版元により、御伽草子、仮名草子の絵入り版本も京でおこる。墨摺りの版本に、丹や緑の筆で彩色され、丹緑本とも呼ばれる形式の版本が、京、大阪、江戸へと流行した。
[Y3] 1657年、明暦大火以後、江戸の版元も浮世草子、仮名草子を版行。
[Y4] 1678年、菱川師宣、大判墨摺絵「よしはらの躰」。師宣以降、文章を主体とする版本から絵画を主体とする版本へ移行する。
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