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別尊曼荼羅
[読み] べっそん まんだら
[始年] 6世紀前半
[Y1] 主尊を中心に諸尊を図式的に配置する曼荼羅で、特定の尊を主尊とするのを「別尊曼荼羅」と言う。
[Y2] 6世紀梁代の「牟梨曼荼羅呪経」が起源。如来(仏頂を含む)、諸経、菩薩、明王、天などに分類される。息災、増益、敬愛、調伏の四種の法の本尊として用いられる。
[Y3] 806年、空海、総集的曼荼羅である両界曼荼羅を将来。
[Y4] 12c後半以降、仏眼仏母曼荼羅や一字金輪曼荼羅(如来部)、孔雀経曼荼羅や法華曼荼羅(諸経部)、弥勒曼荼羅(菩薩部)、十二天曼荼羅(明王部)、閻魔天曼荼羅や吉祥天曼荼羅(天部ほか)が描かれた。
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