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紅絵
[読み] べにえ
[始年] 18世紀初頭
[Y1] 1673年頃、墨摺版画に丹(紅殻)、草等を筆彩色した丹絵は1715年頃、紅を主とするようになり紅絵と称される。
[Y2] 1744年、江見屋上村吉右衛門、見当を創意(一語一言/大田南畝)。見当により多色摺が可能となる。
[Y3] 従来の墨摺絵に筆彩色した丹絵、紅絵、漆絵から、墨の主版に紅、草色を重ねる色摺版画、即ち紅絵(紅摺絵)が誕生。当時、紅絵は筆彩色と色摺版画を区別せず使用、近代になり従来の紅絵を漆絵の一種として墨摺筆彩と表わす。
[Y4] 紅摺絵は寡色摺版画であるが、1764年の多色摺版画の錦絵へと発展する。
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