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アクリル絵具
[読み] アクリル えのぐ
[始年] 1956-
[Y1] 1956年、米国で安価なアクリルモノマーの製造法が開発され発達した絵具で、合成樹脂のポリアクリル酸樹脂を展色材として用いる。顔料と水の混合液にアクリルエマルジョンを加えた水性エマルジョンと、固体アクリル樹脂をテレピン油等で溶解した油性アクリル絵具がある。
[Y2] 1966年以降、三尾公三がアクリルのエアブラシ画法で著名。水性エマルジョンは、発色が良く乾燥後は強い塗膜を形成して耐水性を示し、接着力が強く異物を混合して任意のマチエールを作れる。油絵と比較すると「いやな輝き」があり、希釈しても強い固着力を利用したエアブラシ技法では「いやみ」が除去されるので多用される。
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