- 赤絵
- [読み] あかえ
- [始年] 19世紀後半
- [Y1] 1858年の開国以降、渡来したアニリン染料の赤を多量に使った錦絵で、赤摺絵とも言う。
- [Y2] 疱瘡を除けるための赤として用いられた、赤一色の絵で疱瘡絵とも言う。
- [Y3] 1870年頃、までの横浜絵や文明開花絵、役者絵、美人画の過半は赤絵である。
- [Y4] 又、陶芸では、12世紀頃中国南宋の宋赤絵から、17世紀明代で民窯で制作され、五彩を絵付けした陶磁器と日本に伝来したものを言う。
- [Y5] 1522-66年、(嘉靖期)の民窯ものを古赤絵、1573-1619年、(万暦期)の濃艶な赤絵を万暦赤絵と呼ぶ。
- [Y6] 1646-7年頃、伊万里の酒井田柿右衛門が中国技法で完成、1656-7頃の仁清以降赤絵が主流。
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