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あぶな絵
[読み] あぶなえ
[始年] 18世紀前半
[Y1] 浮世絵美人画の好色画。「ちらと見る目も人の心を動かすあいきょうありて」(好色訓蒙図彙)とある図柄を「あぶな」と称す。湯上がりや着物の裾を乱し色気を表現。
[Y2] 一方、枕絵は17世紀後半菱川師信以来自由に刊行されていたが1722年、好色本禁止令(正宝事録)で禁止。
[Y3] 1744年、紅摺絵が創始されて以来、石川豊信(1711-85)があぶな絵を多数制作し、豊信様式とも言える。鳥居派では、鳥居清満(1735-85)も描くが、清満門下清広が多数制作、「あぶな絵」専門家の感を呈した。
[Y4] 1765年の錦絵創始以降もほとんどの絵師により描かれる。
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