歌川国芳画 大判錦絵
文政後期/ 1826-1830
国立歴史民俗博物館所蔵
(許可を得て転載しています)
通俗水滸伝豪傑(すいこでんごうけつ)百八人之壱人
浪(ろう)裡(り)白(はく)跳(てう)張(ちやう)順(じゅん)
小狐山(しやうこさん)麓(ふもと)の人尤(もっとも)勇(ゆう)にして全身(そうしん)
雪(ゆき)よりも白(しろ)く、水(みづ)に浮(うかむ)事(こと)四五十里(り)し而(て)
労(つかれ)ず、水(みづ)底(そこ)に沈(しづむ)事(こと)七日七夜(ななよ)にして
去(さら)に労(ろう)せず杭(こう)州(しう)城(じゃう)の北(ほく)新(しん)橋(けう)西(せい)
湖(こ)の水門(すいもん)をくぐつて、敵(てき)城(じやう)へ忍(しのび)、湧(ゆう)金
門(きんもん)の水門を破(やぶる)後(のち)に金華(きんくは)将軍(しやうぐん)と号(ごうす)
国立歴史民俗博物館 所蔵