〔木挺(三)〕

(宮へ950-197)

木挺(三)の図
此木梃(てこ)は支ふる処と

力を用ゐる処と両端(はし)

に分れその中間に錘(おもり)

ありて支ふる処に近づ

く下の図は皆此理に

基つけるなり

(おす)ところの木梃(てこ)を長くし荷物(にもつ)

(わ)に近寄て積(つむ)ときは力を

労すること少し

木梃(てこ)にて荷物を動かすは梃の

枝手(うで)を長くするに従ひ力

を省(はぶ)くこと多し



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Last updated: 2012/07/23