[葡岡孫(Vaucanson,Jacques de自鳴鐘)]

(宮へ950-197),(376-Mo31),(宮へ950-194)

葡岡孫の図
法国(ふらんす)の葡岡孫(ぼうかんそん)は童子

たりし時に自鳴鐘(じめいしやう)の転

ずるを見て木を以てよく

時に合ふ自鳴鐘を作りし

者なるが又鴨の自ら水を

飲み声を発して游泳する

機器を造り精妙人を駭(おどろか)

せり後に其国の納緞製作(おりもの)

(ば)の監督となり世に類なき

花紬(りやうきぬ)を織る器械を

造り出せしとなり



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