「杉の苗仕立方」

「杉の苗仕立方」の図
春彼岸(はるひがん)のころ種(たね)を蒔(ま)

入梅(つゆ)すぎて芽(め)を出(だ)

二三寸に伸(のび)

二年目には一尺余(よ)に成(な)

三年めの春(はる)牛房根(ごぼうね)

はさみて畦(うね)を作(つく)

(うゑ)つければその秋には

三尺ほどに

生育(そだつ)なり



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